「(…暗い。ここは?…)」

野乃七海はどのくらい気を失っていたのか分らない。
頭がまだぼんやりしたままだ。
何日も過ぎたようにも、つい数分だったようにも感じる。
暗くてよく見えないが、周囲の様子を観察すると、倉庫のような場所とわかる。
外から光が差し込むので、昼間のよう…

…だんだん記憶がもどってきた!

「(そうだ!偶然にマゲラッパの気配を感じ、後をつけていったら敵に囲まれて…。もう!わたしのバカ!!なんですぐみんなに連絡しなかったのよっ!)」

体を動かそうとしたがしっかりと柱に縛り付けられており、びくとも動けない。
しかも口にはアダルトグッズのボールギャグをかませられており、口からは唾液がダラダラと流れ出るままになっている。

「ん!んふ〜う、うう"〜!!」
ハリケンブルー、野乃七海は言葉にならない叫びをあげ、もがいた。
「(こんな恥ずかしい姿、みんなに見せれないわよっ!)」
バタバタと足を動かす。

ドアが開き、人影が数人入ってきた。マゲラッパたちだ。
セカセカと不気味な動きで野乃七海に近づいてくる。

マゲラッパB「お目覚めだな野乃七海、いやハリケンブルー!捕われて人質になった気分はどうだ?」
野乃七海「ふ、ふぅひーふほー!(ひ、卑怯者!)」
マゲラッパA「くっくっく、いいざまだ、ハリケンブルー!もうすぐお前の仲間たちがノコノコやってくるだろうよ」

一瞬、野乃七海は「助かる!」と思った。
しかし、この惨めな姿を仲間に見られるのは避けたいとも思った。

マゲラッパB「こいつの仲間たちにもっと面白いインパクトを与えてやろうじゃないか!」