天界から下界に落ちた聖女ジャンヌ。

もはや天使ではなくなった彼女であったが、卓越した剣の腕前は健在であった。
人間界の騎士団の仲間となり、瞬く間に武勇の活躍で戦果をあげた。
しかし、彼女を有名にしたさらなる理由、それはやはり麗人然とした美貌。
その美しさは民衆の人気と憧れを総なめにしていた。

その噂はやがて黒の魔法神官の耳に届いた。
彼は人間でありながら、天界や魔界をも自由に行き来できた。

黒の魔法神官:「ジャンヌ!見つけたぞ!ふ、ふふ…、地上界に落ちたという噂は本当だった。今度こそ、今度こそあの生意気な女の体をこの手で…。く、くっく!」


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ジャンヌ:「…!、は!?ここは?」

気付くと、後ろ手に縛り上げられベッドの上に寝かされていた。…拉致されたのだ。
黒の魔法神官:「お目覚めのようだな、聖女さま。ふ、ふははは~」
そう言いながら薄暗い部屋の中に男が入って来た。

ジャンヌ:「あなたは誰?ここはどこですかっ!まず、この手をほどきなさいっ!」
黒の魔法神官:「まだ自分の立場がわからんようだな。生意気なクソ女がっ!」

男はジャンヌの背後から無理矢理脚を開かせた。もの凄い力で、とても抵抗することは出来ない。

ジャンヌ:「貴様!な、何をする!この無礼者!、手を、手を放せ!」