季節は夏。
あれから数ヶ月が過ぎた。

ナギサはあの夜の出来事を必死に忘れようとしていた。ケンジに拉致され、レイプされたことを。

警察には行ってない。誰にも話してはいなかった。
むしろ言えるはずはなかった。
東京で立派に働いていると信じている家族に心配はかけれない。
もし事件が表沙汰になったら、銀行員の仕事が続けられなくなるかもしれない。
これまで通りに普通に過ごす事に、これまで以上に一生懸命うちこむナギサだった…

そんなある日。同僚のS子からプールに行こうと誘われた。
事件の事を忘れようと仕事に集中していたナギサであったが、友人の言葉にスッと肩の力が抜けるような安堵を感じた。

ナギサ「プールかぁ。いいわね!行こう!じゃぁ新しい水着買うの付き合ってくれる?」


S子とプールにやって来た。
そこは郊外の遊園地に隣接したプールで、レジャー施設が充実している。
若者や家族連れで大にぎわいだ。
空は雲一つない快晴で、太陽が眩しい。

ナギサは鮮やかな水色のビキニを身につけていた。
自慢の長い黒髪と透き通るような白い肌。グラビアモデルのようにキュっと引き締まったウエストライン。
そのスタイルの良さは周囲の注目を集めずにはいられなかった。

そのナギサの様子を見ていた大勢の中にアツシとヒロもいた。
モジャモジャパーマ頭のアツシと、金髪のヒロ。

アツシ「おい、あのスケ見てみろよ。すっげイイ女じゃん!な!」
ヒロ「キター!ってか。初めて見る顔じゃん。ヤル?いつものパターンで?」
アツシ「もう一丁イクゥ~?って感じ(笑)」


ナギサ「何をするんですかっ!イヤッ!放して!」

アツシとヒロに声をかけられたナギサは言葉巧みに誘われるまま、戸外の人目の一角に連れ込まれた。
アツシ「おっ~!近くで見ると結構胸あるじゃん。おら、どんなだ?あ~ん?」
いきなりナギサの胸をまさぐり始めた。

ナギサ「キャ!あっ…、う、うぅ…」
ヒロ「じゃ、いつものパターンで俺は下の方からっと」
ナギサのビキニパンツの中に指を滑り込ませていく…